「エアサスでトラック運転が変わる!」その秘密とメリットを徹底解説
じつは最近さ、うちのトラック、踊り出したんだよ。
え!?踊ってるとはどういうこと!?中堅ねこさんが野外で踊っているとか…?
違う違う!エアサス入れたら、なんていうか…フワっとして、乗り心地がダンス級でさ。これがエアサスの実力ってやつか~って感動したんだよ。
でもどうしてこんなにも違うのか…ヒミツを教えてくれよ!
もちろんです!では今回はトラックのエアサスの仕組みやメリットについてサクっと深堀していきましょう!
この記事でわかること
- エアサスの仕組み
- エアサスのメリット
- エアサス、こんなとき気をつけて
- エアサス活躍の場
- ダンスするトラック!?
目次
トラックのエアサスとは?
ちなみに中堅ねこさん、トラックにエアーサスペンションは導入されていますか?
サスペンション?
昔ちょっとだけドラムをかじったことがあるが…解説くん!なんでそんなこと知ってるんだ!?
あぁー…サスペンション違いです…。
サスペンションとは、車体とタイヤの間にあって衝撃を吸収する役目を受けもつ部品のことです。私が今回伝えたいのは、車の乗り心地が劇的に変わるエアサスについてですよ。
エアサス…?聞いたことはあるが…。
これを装備することで積んでいる荷物も『ここ、高級ホテルのベッドか?!』なんて思うかもしれませんよ!
…なんだか下手なテレビショッピングのセールスみたいだなぁ。
気を取り直して…エアサスについて説明していきますね。
トラックのエアサスの仕組み
これはトラックについているエアサスの部品です。
このゴム風船のようなものを「エアバッグ」といいます。
特殊なゴムの中にコンプレッサーから圧縮した空気を送ります。
その空気を密閉させることで、エアバックがバネの役目をして、地面からの衝撃を和らげます。
参照:ISUZU公式HP
地面から伝わる衝撃を和らげてくれるうえに、車高の調節までできる、なんて有能な装置なんだ!
錆びることなく耐久性も良しなエアサス!
長距離トラックのサスペンションはこれに決まりです!
エアサス導入でここが変わる!
快適な乗り心地
トラックは【板バネ】と呼ばれるサスペンションがずっと主流でした。
【板バネ】は、強度が強く耐久性が高いので、重い荷物を運ぶトラックに長く採用されてきたのです。
しかし、重い荷物を運ぶトラックのサスペンションを装備するときに、10トンの荷物を積む想定でバネを装備するとしますよ?
荷物を下ろした後の空のトラックではバネはほとんど沈みません。
そうなると、空の荷台のトラックはバネが機能しないので乗り心地が悪くなり、ドライバーのおしりや腰にとって過酷な帰り道になってしまうんですね。
そこで、最近ではダンプカー、ミキサー車を除く大型トラックの約9割がエアサス仕様。
近年の主流はエアー!空気です!
エアサスは、コンプレッサーを使ってエアバッグに空気を送り込みます。
荷物が重い場合
エアバッグに多くの空気を送り込んで膨らませる
↓
サスペンションを硬くする
荷物が軽い場合
エアバッグ内の空気を減らす
↓
サスペンションを柔らかくする
エアバック内の空気圧を調整することで乗り心地は変化せず、荷物を下ろした帰り道も快適というわけだ!
トラックの車高調整できる
コンプレッサーから送られてくる空気を入れたり抜いたりすることで、車の高さ(車高)を調整することもできます!
☑エアバックに空気を入れる→車高が上がる
☑エアバックから空気を抜く→車高が下がる
車高調整によりこんなメリットがあります。
参照:日野レンジャー
プラットフォーム(倉庫の入り口)の高さに合わせてエアサスで車高を上下させ、トラックの荷台をプラットフォームに合わせることで、荷降ろしがスムーズになります。
トラックの荷物に優しい
ドライバーの乗り心地が良いということは、荷台の荷物も衝撃を受けにくいということになりますね。
エアサスは空気圧を利用して衝撃を吸収するため、でこぼこからの衝撃をより効果的にやわらげます。
これにより、荷物が安定した状態で運ばれ、破損や荷崩れが起こりにくくなります。
トラックのエアサス操作は簡単!
多くの車両では、リモコンやダッシュボードのボタンでエアサスを操作できます。
メーカーによって違いはありますが、おおよその手順を紹介しますね。
参照:日野レンジャーHOME
- サイドブレーキを引く…安全のため、操作を始める前に必ずサイドブレーキを引きます。
- エアサススイッチをオン…運転席にあるエアサスのスイッチをオンにします。
- 車高調整ボタンで調整…車高調整ボタンを使って、希望の高さに車高を調整します。
- エアサスボタンをオフ…調整が完了したら、エアサスのスイッチをオフにします。
↓【総輪エアサス(前輪と後輪に搭載)の場合】↓
「トラックのエアサス装備」こんな現場で活躍しています!
エアサス、魅力的だなぁ!
エアサス車はそのメリットを活かして、いろいろなところで活躍しています。
デリケートな荷物の中には、エアサス車だからこそ運べるものもあるんです。
1. 精密機器の輸送
エアサスは、輸送中の振動を大幅に抑えることができるため、精密機器の輸送に最適です。
研究室の実験装置など、振動により故障してしまう機器を運ぶときはエアサス車が使われます。
2. 美術品や楽器の輸送
美術品や楽器など、デリケートな荷物の輸送にもエアサスは活躍します。
振動を最小限に抑えることで、絵画や彫刻、楽器などが損傷するリスクを減らします。
3. 大型家具の配送
エアサス搭載トラックを使って大型家具を配送している企業もあります。
お客さんの家に配送する際に、振動で家具が破損することがないようエアサス車で運んでいます。
トラックのエアサス「ここに注意!」
【導入にコストがかかる】
エアサスは通常のサスペンションに比べて高価です。初期導入費用やメンテナンス費用がかかります。
【メンテナンスの手間】
エアサスは複雑なシステムなため、定期的なメンテナンスが必要です。特にエアバッグやコンプレッサーは点検・交換が重要です。
とはいえ、エアサスを導入していることで地面からの衝撃を大きく吸収してくれるので、車体や荷台への負荷が激減。
車体全体が長持ちすることも!
ということは、結果的に修理や補修が少なくすみ、維持費用が抑えられるってことだ!
トラックがダンスする!?エアサスの驚きの能力
海外のトラックショーでは、大型トラックがエアサスを駆使してダンスをするイベントがあるようです。
LEDライトに照らされ、音楽に合わせて大きな車体がダンスする姿は圧巻ですね!
まさに!エアサスの柔軟性と制御性をアピールできるパフォーマンスだな。
エアサス装備の運搬用トラックは、後輪だけにエアサスが装備されているものが多いのですが、中には総輪エアサス(全輪エアサスペンション)といってすべてのタイヤ部分にエアサスが装備されたトラックもあります。
前後左右のタイヤが独立してバラバラに動くので、操作によっては本当にダンスしているように見えるんです。
今回のコラムでは、荷物にやさしさをプラスする、トラックのエアサスについてみていきました。
導入コストはかかりますが、荷役効率を高め、荷痛みのリスクも下げるエアサスは確実に物流のスピードとクオリティを上げています。
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