兵庫県民も知らない!?ナンバープレートの謎を解き明かす!

目次
兵庫県民なら知っておきたい!ナンバーの謎

むむむ…。
そんなしかめっ面で探偵ごっこかい?
ぼくは今、大きな謎を解明しようとしています!
…どういうことかな?
前回の軽トラックのコラムで、新しい車の購入を決めた新人ドライバーさん。
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兵庫県のナンバーについて不思議に思ったことがあるようです。

ぼくが住んでいる地域から神戸市って少し遠いんです。
ですが、購入する車両はおそらく「神戸ナンバー」になります。
兵庫県の車のナンバープレートは神戸ナンバーと姫路ナンバーの2種類。
新人くんの車は、神戸ナンバーになるのか。
兵庫県は広いのに、なぜナンバープレートが2種類しかないのか…最近気になって夜も眠れません…。
今回のコラムでは、兵庫県民も知らない…かもしれないナンバーの謎について紐解いていきます!
兵庫県ナンバーの歴史

参照:兵庫県HP なぜ?何?どうなった? ~読者の皆さんの疑問に答えます~
日本の車のナンバープレートには、各地方の運輸・交通に関する仕事をしている、
「運輸支局」か「自動車検査登録事務所」
の名前が記載されます。

この表示は
「その自動車が使用される場所は〇〇運輸支局が管轄です」
といったように、どこの機関が管理しているかを示すための表示です。
昔は県全域が「兵」ナンバーだった!?

現在は
神戸運輸監理部兵庫陸運部の管轄区域
↓
神戸ナンバー
姫路自動車検査登録事務所の管轄区域
↓
姫路ナンバー
と決められています。
しかし、昔は地名(都道府県名)の漢字一文字をとって表記するナンバープレートが存在しました。
これを
「地名一文字ナンバー」
と言います。
兵庫県は頭の文字をとって「兵」と表記されていたんだ。
へーー!
…

1960年代になると自動車を使用する人が次々と増えました。
次第に兵庫陸運部だけで兵庫県内全ての車両を管理するのが難しくなってしまいます。
↓そこで…
1965(昭和40)年の姫路自動車検査登録事務所が新しく開所したことをきっかけに、
県の東半分が神戸ナンバー
西半分が姫路ナンバーに分けられました。
参照:兵庫県HPなぜ?何?どうなった? ~読者の皆さんの疑問に答えます~
「兵」ナンバーの現役車両がある!?
1988年からは全国一律でナンバープレートに表示される地名がフル表示になりました。
今道路を走っている車の中に、地名1文字のナンバープレートが付いている車を見つけたらそれは…
1987年までに登録された車両というです。(ご当地ナンバーの「柏」や「堺」を除く)
ということは、今走っていたら約40年前の車両ということ!?
すごい!レア車両ですね!
2022年の段階では、「兵」ナンバーの車両が99台登録されていたそうですよ。
参照:兵庫県HPなぜ?何?どうなった? ~読者の皆さんの疑問に答えます~
兵庫県のナンバー 地域名はなぜ少ない?
ここからが本題です!なぜ兵庫県のナンバープレートは2種類のみなのでしょうか。
兵庫県の人口は?

県内の人口が関係している…とかどうでしょう?
では、人口が同じくらいの県と比べてみましょう。
《兵庫県総人口》約533万人(令和7年1月1日)
《福岡県総人口》約510万人(令和7年1月31日)
福岡県のナンバープレートは「福岡」「北九州」「久留米」「筑豊」の4種類。
《北海道総人口》約520万人(令和5年7月)
北海道のナンバープレートは「札幌」「函館」「旭川」「室蘭」「苫小牧」「釧路」「知床」「帯広」「北見」の9種類。
人口だけが理由ではないということか。
な…なぜなんだ…。
謎はさらに深まりますね…。
兵庫県ナンバー 地域名は増やせるのか?

平成15年までは、ナンバープレートの地域名を新たに加える条件として
「新しい自動車検査登録事務所ができたとき」
と決まっていました。
しかし、平成16年に地域活性化や、観光をPRしたりするために
「もっと自由に地域名を表示できるようにしよう!」
という制度が始まりました。
それでも兵庫県はナンバーが増えていない…なぜなんだ?
ナンバーの地域名を増やすために必要な条件って何なんでしょう?
【ナンバーの地名を増やすための要項】
・他の地域と区別できる、ある程度まとまった地域であること。(例:○○市とその周辺の町村)
・地域名が、多くの人に知られていること。
・その地域で登録されている車の数が10万台以上であること。
・同じ県内の他の地域と比べて、人口や車の数などが極端に偏っていないこと。
【ナンバーの地名を増やす手順】
市町村が、地域住民や自動車ユーザーの意見を聞く(アンケートなど)
↓
市町村は、議会で賛成が得られたら県にナンバープレートの追加を要望
↓
県は、新たなナンバープレートの申請が基準に合っているかを判断し、OKなら国に要望
↓
国は、関係機関と調整し、新しい地域名や導入時期などを決める
ということなので、兵庫県内で人口が多い市をピックアップし、車の保有台数を調べてみました!
西宮市の車の保有台数は177,099台(令和4年時点)
尼崎市の車の保有台数は197,166台(令和4年時点)
どちらの市も、自動車保有数10万台は軽く超えているな。
まだまだ謎は深まりますね。
も…もしかして…
兵庫県民はナンバーの多様化を望まない?

現在、兵庫県ナンバーの地名は以下の通り2種類です。
兵庫陸運部の管轄区域
神戸ナンバー | 神戸市・明石市・尼崎市・西宮市・芦屋市・伊丹市 西脇市・洲本市・宝塚市・三木市・川西市・小野市 三田市・丹波篠山市・丹波市・川辺郡・加東市 多可郡・南あわじ市・淡路市 |
姫路自動車検査登録事務所の管轄区域
姫路ナンバー | 姫路市・豊岡市・たつの市・加古川市・赤穂市 高砂市・加西市・養父市・相生市・朝来市・神崎郡 宍粟市・加古郡・揖保郡・赤穂郡・佐用郡・美方郡 |
ご当地ナンバー取得の条件はクリアできそうな市がたくさんあるのに、2種類のナンバープレートでおさまっている兵庫県。
もしかして、ぼくが思っているほど兵庫県民はナンバープレートに不便していない…とか?
神戸運輸管理部に問い合わせてみました!
ぼく、気になるので聞いてみます!
Q.兵庫県民から、神戸ナンバー、姫路ナンバー以外のナンバープレートを増やしてほしいという要望が出ていますか?
A.窓口対応で1年に1、2件あるくらいで、決して多くはないですね。現地で働いている肌感としても、あまりそのような話が出ることはないです。(令和7年2月現在)
とのことでした!
今日の新人くんは行動力がすごいな!
県民からの要望が目立たないということは、現状に満足している人が多数ということか。
今回の調査結果では、そういうことになりますね!
兵庫県のナンバープレートの未来
今回のコラムでは、兵庫県の車のナンバープレートの謎について深掘りしてきました。
兵庫県のナンバープレートは今後増えていくのでしょうか?
こちらも、神戸運輸管理部の方に聞いてみました!
Q.今後、兵庫県のナンバープレートが増える可能性はありますか?
A.可能性が全くないわけではありません。しかし現状ではご当地ナンバーの話も出ていない状態ですので、可能性は低いですね。(令和7年2月現在)
兵庫県のナンバープレートの種類が少ない理由には
・歴史的な地域区分と自動車登録事務所の配置
・ご当地ナンバーの導入状況
・県民の満足度
など複数の要因が影響しているようです。
令和7年2月現在、ご当地プレートの話はないとのことでしたが、将来的にPR活動や地元活性化を目的として新しいナンバープレートの話がもちあがるかもしれません。
この先もこの謎に注目して見ていきたいと思います!
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