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【総勢19種】ダンプの種類・形状・大きさ・ベッセル別の特徴&用途を解説!さらに次世代ダンプも紹介

大型ダンプ

新人くん!ダンプには種類があるって知っているかい?

えっ、サイズが違うのは知ってますけど……。

そうじゃな。だけど、大きさだけじゃなく、使い方や形、使い方も違うんじゃよ。

へぇ、それは知らなかったです!詳しく教えてください!

一口にダンプといっても、さまざまな種類があります。

形状や大きさはもちろん、ダンプごとに複数の種類があるため、用途に合わせて活用することが大切です。

今回はダンプトラックの主な種類をサイズや形状、大きさやベッセル(荷台)に分けて紹介しますので、どんな種類があるか分からなくて困っているという方は、ぜひお役立てください。

ダンプの主な種類は2つ!

工事現場などでよく見かける「ダンプ」。
「ダンプ」と、ひとまとめにされがちですが、実は用途によっていくつかの種類があります。

一般的に「ダンプ」と呼ばれることが多いですが、正式には 「ダンプトラック」 という名称。
そしてこのダンプトラックは、大きく 2つの種類 に分けられます。

それぞれの用途や違いがあるんじゃよ。

土砂ダンプ:土砂を運搬する

出典:ビートラック

土砂(どしゃ)ダンプは名前のとおり、土砂をはじめとする石材やアスファルト、コンクリートなどを運搬するために利用されます。

土砂ダンプは主に重量物の運搬に適しているため、建築業界や土木現場で使用されることが多いです。荷台を傾けて積み荷を排出できるのが特徴です。

土砂をザザーって降ろす姿ってかっこいい!

深ダンプ(土砂禁ダンプ):土砂以外を運搬する

出典:ビートラック

深(ふか)ダンプは別名、土砂禁(どしゃきん)ダンプとも言われています。
主な積載物は解体で出る鉄クズや産業廃棄物、ペットボトルや段ボール、伐採した木材や牧草など。

ーー深ダンプの特徴は?

あおり(荷台の囲い部分)が高い → 通常よりもたくさん積める
2段構造のタイプもある → 荷物に合わせて高さを調整できる
土砂などの重量物は積めない → 重いものを積むと危険なため、法律で禁止

深ダンプはさらに3つの種類に分けられる

ファームダンプ

出典:KYOKUTO

ファームダンプとは、牧場や農場で使用される深ダンプの一種。
農作物のほか、雪の運搬、家畜の飼料やふん尿、堆肥を運ぶこともあります。

そのため、あおり(荷台の囲い)の形状は密閉性が高く、漏れを防ぎ、錆びにくいステンレス素材を使用しているのが特徴です。

ステンレス張りは、材質も高価で加工するのも手間がかかるので価格は高くなることが多いんじゃ。


チップダンプ

チップダンプとは木くずやウッドチップ、などの軽い産業廃棄物を運搬するためのダンプ。
なかには、紙の原料となる木のチップを工場まで運ぶ用途で使われることもあります。

荷台全体を傾けて荷下ろしできる油圧式ダンプ機構を備えている車両もありますが、そうでない場合には、トラックごと上に持ち上げて傾けるためのトラックダンパーという装置を使うことがあります

出典:ISUZU

清掃ダンプ

出典:DAIHATSU

清掃ダンプとは清掃作業向けに設計された深ダンプで、なんと軽ダンプも存在します。

基本構造は通常の深ダンプとほぼ同じですが、ゴミや落ち葉などの廃棄物を効率的に運搬できるよう工夫されています。
あおり(荷台の囲い)が高く、さらに荷台後方の扉は真ん中から左右に開く(観音開き式)の清掃ダンプもあり、スムーズに荷下ろしできることがメリットです。

ダンプカーの種類【形状別】

ダンプカーの種類は、形状別に7つの種類に分けられます。

ローダーダンプ(スライドダンプ)

出典:ビートラック

ローダーダンプは荷台を持ち上げるだけでなく、スライドさせられるので「スライドダンプ」とも呼ばれます。

土砂の運搬だけでなく車両や小型重機の輸送にも使用されており、荷台を後方にスライドさせることで重量のある重機をスムーズに地面に降ろせます。

建機の運搬や土砂の積み込みなど1台で複数の作業が可能です。

リヤダンプ(リアダンプ)

出典:極東開発工業株式会社

リアダンプは、国内で最も馴染みのあるダンプトラックです。
建設業をはじめとする解体業、砂利販売業などの幅広い業種で活躍。除雪時も使用されています。

サイドダンプ

一般的なダンプトラックは後方に荷台を傾けて積載物を下ろしますが、サイドダンプは左右どちらかに傾けて荷物を下ろします。

そのため、一方通行の道路での作業時は方向を変えずに積み降ろすことができ、高さに制限がある場所でも使用さできます。

3転ダンプ

出典:極東開発工業株式会社

3転ダンプは、荷台が

『右』・『左』・『後方』

の3つの方向に傾けられるダンプトラックです。

現場の状況に応じて3方向に動かせるため、交通量の多い道路や狭い現場などで用いられます。

後方に荷台を傾けるリアダンプ と 左右に荷台を傾けるサイドダンプ 
の機能が組み合わせられているため、1台あると便利なダンプトラックといえるでしょう。

強化ダンプ

強化ダンプって強そうですね!

その通り。強化ダンプは硬くて重いものを運べるようになっているんじゃよ。

出典:ビートラック

強化ダンプは、通常のダンプトラックよりも頑丈な構造を持つダンプです。

床板が通常のダンプトラックよりも厚く、鋼板が使われるのが一般的 ですが、さらに強度の高い 高張力鋼板や耐摩耗鋼板 が使用されることもあります。

高張力鋼板を使用した場合、耐久性を維持しながら 軽量化 にもつながり、岩石やコンクリートなどの重量物の運搬にも最適 です。

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次世代ダンプ(新世代ダンプ・テレスコ式ダンプ)

次世代ダンプ(新世代ダンプ・テレスコ式ダンプ)

出典:新明和工業

次世代ダンプとは近年導入され始めているダンプで、新世代ダンプやテレスコ式ダンプとも呼ばれています。

テレスコ式は基本のダンプ機構に重なり合ったシリンダーが伸び縮みすることで荷台の長さの調節が可能。
そして高い積載性能が特徴。

新明和からも最大積載11トン以上で登録ができるテレスコ式ダンプトラックをラインナップしています。

重ダンプ(マンモスダンプ)

重ダンプは、巨大な見た目から「マンモスダンプ」と言われることもあるほど、大きく際立つ存在です。

最大積載量は最低でも11t以上、大型になると300tほどの積載が可能なため、鉱山での採掘作業やダム建設などでも活躍します。

また、重ダンプは重量や大きさによる規制で公道を走れないため、特別な免許や資格が必要ない点が大きな特徴です。

でも、道路が走れないのに、どうやって現場に行くんですかね?

重ダンプは部品ごとに運ばれて現場で組み立ててから作業するんじゃよ。

ダンプの種類【大きさ別】

ダンプの種類は、大きさでも分けられます。

小型ダンプ:2t~3tダンプ

小型ダンプ

出典:ビートラック

小型ダンプは車両総重量が5t未満、最大積載量が2t〜3tの小さなダンプトラックです。
主に、大型のダンプでは入れない小さな道路や、市街地などで利用されます。

中型ダンプ:4tダンプ

出典:ビートラック

中型ダンプは最大積載量が4~5tのダンプトラックで、車両総重量が11t未満のダンプトラックです。
また、大型のダンプよりも小回りがきくため、運転しやすい点がメリットでしょう。

大型ダンプ:10tダンプ

大型ダンプ

出典:ビートラック

大型ダンプは最大積載量6.5t以上、車両総重量は11t以上あり、1番大きなダンプの種類です。

別名「10tダンプ」とも呼ばれます。

ダンプトラックの中で1番大きな種類が、大型ダンプじゃよ。

迫力がありますね……!

ダンプのベッセル(荷箱)種類

ダンプの荷台となる箱の部分にも種類があります。
箱の形や開き方を組み合わせ、強度を重視しながら、効率良く積み降ろしができるよう工夫されています。

トラックの荷台のメーカーや、架装対応が可能な中古トラック販売店が、それぞれの用途に適した形も考えています。

角底型一方開

出典:極東開発工業株式会社

最も一般的な荷箱の形。角底型一方開は、床とサイドパネルが直角な角底型で、あおり(荷台の囲い)は後方だけの一方が開きます。

角底型三方開

角底型三方開は、角底型一方開と同様に、床とサイドパネルが直角になった形です。

ーー大きな違いは、あおり(荷台の囲い)の開き方
角底型一方開→後方のあおりのみ開く
角底型三方開後方+左右の3方向のあおりが開く

一般的なダンプは後方のあおり(荷台の囲い)だけが開きますが、角底型三方開は前方以外の全てが開くため、狭い居場所に荷下ろしをしなければならない場合に役立ちます。

船底型

船底型は、角底に比べ角が傾斜した形をしているので、粘土質の土、汚泥など粘着性の高いものに使用されます。

スクープエンド型

スクープエンド型は「リアゲート」と呼ばれる後方の扉がついてない、特殊な設計の種類です。

扉がないだけでなく後方に傾斜があるため、荷下ろしがスムーズにできる利点があります。
主に重ダンプカーなどの特殊な車両に採用されている形状です。

ダンプの種類でお悩みの方は【BeeTruck】ビートラックにご相談を!

新人くん。ダンプについて少しは理解できたかな?

はい!こんなにダンプに種類があるとは知らなかったです!でも、よくわかりました!

これからもダンプについて学んでいくんじゃよ。

もちろんです!でも、こんなに種類があると…… どれがどれだか、すぐ忘れそうです!

ふむ……それなら実際にダンプを見ながら覚えるのが一番じゃ!BeeTruckの在庫をチェックしてみるんじゃぞ!

今回は、ダンプの種類を大きさや形状別に分けて解説しました。

ダンプトラックはさまざまな種類があり、用途に合ったタイプを選ぶことで、作業効率が上がり、より快適に仕事ができます。

「条件に合うかわからない」「用途に合ったダンプを探したい」という方は、中古トラック販売【BeeTruck】までお気軽にお問い合わせください!

また、【BeeTruck】では、ベースの車体形状を変えることなく、「取り付ける」、「変更する」といった二次架装や、車検対応の架装、軽量化、強度アップなどの対応可能です。

販売中の車両をお客様のニーズに合わせたトラックへと仕様変更いたします。
お気軽にご相談ください!

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